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2026.02.11
1969年、セイコーが世界初のクオーツ腕時計を出した瞬間、
機械式の「職人技=高精度」という前提が崩壊。
クオーツは
安い/正確/量産できる
→ 機械式の存在意義が一気に揺らぐ。
1970年代〜80年代初頭にかけて
スイスの時計メーカー数:約1600社 → 約600社
雇用者数:約9万人 → 約3万人
いわゆる 「クオーツ・ショック」。
多くの老舗ブランドが倒産・吸収。
「時計は精度の道具」という価値観が崩れる。
ロレックス、パテック、オーデマ・ピゲなどは
精度競争をやめる
工芸・伝統・ストーリーを価値にする。
👉 機械式=「実用品」
👉 機械式=「贅沢品・文化財」
この価値転換がなければ、今の高級時計市場は存在しない。
1983年、スウォッチ登場。
クオーツを逆手に取って
超低コスト
デザイン重視
ファッション時計化。
結果:
若者市場を取り戻す
スイス産業が完全消滅するのを防ぐ
※ スウォッチ・グループ誕生のきっかけでもある。
シチズン、カシオも参戦。
特にカシオは
デジタル
G-SHOCK
という「時計の別進化」を開拓。
「高精度=日本」
「高級機械式=スイス」
という役割分担が定着。
クオーツで「正確さ」はコモディティ化。
各社が追い始めたのは:
デザイン
ブランド性
機構の面白さ(トゥールビヨン等)
👉 クオーツ革命がなければ、
機械式の複雑機構ブームも起きてない。
皮肉だけど重要。
セイコーは
クオーツで世界を制した
でも「高級=スイス」というイメージが固定化。
その結果、
グランドセイコーは
**品質の割に長年“過小評価”**される。
→ 最近になってやっと再評価されてるのは、この歴史が理由。
クオーツ革命が他社に与えた影響は:
❌ 多くのメーカーを倒産させた
🔁 時計の価値観を180度ひっくり返した
💎 機械式時計を「文化・贅沢品」に変えた
🌍 世界の勢力図を再構築した