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2025.10.15
金価格(特にドル建て→円建て換算)を押し上げたり、抑えたりする主な要因には以下があります:
| 要因 | 価格上昇圧力になる方向 | 逆方向への圧力になる可能性 |
|---|---|---|
| 世界経済の不確実性・地政学リスク | 投資家がリスク回避で金に逃避 → 価格上昇 | リスク後退・安心感回復で金需要が鈍化 |
| 低金利・実質金利の低さ | 利子を生まない金が相対的に魅力を持つ | 実質金利上昇(インフレ抑制・金利上昇)で金の機会費用アップ |
| 中央銀行の金買い | 需要として下支え | 中央銀行が金買いを控える・売却の動き |
| 為替変動(ドル安、円安) | ドル安 → 外貨建て金が魅力、円安 → 円建て価格高騰 | ドル強化・円高回帰 |
| 供給制約(採掘・リサイクル) | 供給が追いつかず希少性が高まる | 採掘コスト低下・新技術で供給拡大 |
これらの要因がどう動くかによって、「高騰の継続期間」は大きく変わります。
いくつかの予測や見解を参考にすると、以下のようなシナリオが考えられます:
ゴールドマン・サックスなどは 2026年まで価格上昇の余地 があるという予測を出しているケースもあります。
国内では、2025年中は比較的高値圏での推移を予想する意見が多く、短期的には調整の可能性を見越しているものもあります。
長い視点では、10年後などでも価格は今より高い水準になると予想する見方も散見されます。 買取大吉+2買取大吉+2
ただし、金利が上昇する、インフレ抑制のための金融引き締めが強まる、世界経済が安定化する、といったシナリオでは金価格は天井を打つか、下落する可能性があります。
これらを踏まえると、私見としては「金の高騰トレンドは あと1〜2年程度 は続く可能性が比較的高いが、その後は調整局面になる可能性も強い」というシナリオが妥当だと思います。
理由の補足:
世界の不安定性(地政学・金融不透明性など)は当面残る可能性が高い。
しかし、インフレ抑制や金利上昇圧力などの逆風もじわじわ効いてくる。
高値圏が継続するほど心理的な「売り」の圧力が強くなる。