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オリンピック金メダルの素材は純金ではない?金属としての価値や価格を徹底解説

2025.07.09

オリンピックの金メダルといえば、「純金でできている」と思われがちです。しかし、実際には純金だけで作られているわけではありません。「素材は何でできているの?」「金としての価値はあるの?」と気になったことがある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、オリンピック金メダルの素材やその背景、金属としての価格、そして文化的な価値まで解説していきます。メダルに込められた意味を知ることで、オリンピックそのものに込められた想いや意義が、より身近に感じられるでしょう。

 

結論から言うと、オリンピックの金メダルは純金ではなく、主な素材は銀です。国際オリンピック委員会(IOC)の規定では、金メダルは純度92.5%以上の銀で作られます。また、その表面には、少なくとも6gの純金を用いてコーティングすることが定められています。

つまり、「金」メダルとはいえ、実際には銀のメダルに金を薄く施したものです。意外に感じる方もいるかもしれませんが、現在のオリンピック金メダルは、純金製ではありません。

 

開催国への経済的な負担削減

近代オリンピックの創設以降、競技種目やメダルの数は大きく増加してきました。もし金メダルが純金製のままであれば、開催国にとってその製造費用は莫大な負担となります。金は非常に高価であり、何百個もの純金メダルを用意するのは現実的ではありません。

夏季大会では、約300個以上の金メダルが授与されます。仮にすべて純金で作れば、費用は数十億円規模になる可能性もあります。こうした配慮により、オリンピックは多くの国で開催可能となりました。

オリンピック精神に基づく平等性の象徴

金メダルが銀で作られている背景には、「順位に違いがあっても、すべての選手の努力は等しく尊い」とする理念が影響している説もあります。オリンピックでは、スポーツを通じて友情や連帯感を育み、参加そのものに意義があるとされています。

このような理念から、すべてのメダリストが等しく讃えられるよう、素材面でも配慮されているのです。金・銀・銅という区分は結果の象徴にすぎず、素材の差を抑えることで競技の本質や平等性を大切にしているという見方もあります。

犯罪防止と安全性への配慮

金メダルが銀製である理由には、安全性や防犯面への配慮もあるとされています。銀を主体にしたメダルは、純金に比べて強度や耐久性に優れ、長期保管にも適しているのが特徴です。

また、素材の価値をある程度抑えることには、防犯上の配慮という側面もあります。メダルが高額な「貴金属」として注目されにくくなることで、盗難などのリスク軽減につながるという見方です。

仮に純金製であれば、時価の高さから犯罪の対象となる可能性もあるでしょう。その点、銀製に金メッキを施した金メダルは、素材の価値よりも記念品としての象徴的な意味が重視されています。

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